エンジニア
Profile
幼少のピアノ演奏、高校のバンド活動を経て80歳まで音楽を続けることを人生の目標とする。在学中に同人音楽を始め、音楽制作の傍らで知人や企画したアルバムのマスタリングを始めるようになる。東方Projectの二次創作や、VOCALOIDを中心に多くのオムニバスアルバムを経験。
2010年、岸田教団&THE明星ロケッツ「HIGH SCHOOL OF THE DEAD」を皮切りに、アマチュアから商業作品の間で細々と活動を広げるようになる。この頃から実力が買われたのか作業の執念を賞賛してくれたのか「霊感マスタリングエンジニアとして売り出しましょう」(ultraCeep代表)、「粉砕して撒くと良い音になる」(ネオヒロシマの音響神)、「鯛の小骨っていう良いプラグインがある」(友人知人)、などという評判が徐々に立ち、首をかしげながらも研鑽に努める。
2017年、音楽業だけでは食べていけず『毎日インスタントカップ麺が滞りなく流れて箱に入るのを見続ける仕事(専門用語でケーサーという)』をしていたところ、マスタリング仲間だったA.O.M.株式会社代表の久保に誘われて入社。以降A.O.M.社の製品開発に携わりながらもマスタリング業務を会社の仕事として引き受けるようになっていく。
スタジオのサウンド特色
クライアントの要望を幅広くかなえるため、機材を厳選しながら揃えていった結果、現状はロックやアニソンに向いた機材構成になりました。幅広いサウンドに対応しなければいけないジャンルですが根底にあるのはリズムが立ち、聴けば高揚し、それでいてアーティストの個性が良く発揮されることです。
様々な要望に応えるべく重要なのはまずはモニタリング環境です。十分なクオリティの大型モニタースピーカーを導入し、他のモニター手段と合わせながら非常に広い帯域にわたってのチェックと制作を行えます。
また、弊スタジオではデジタルは自社開発のオリジナルプラグインを用いることもあり、他にはない多彩な手段が取れます。アナログに関しても非常に広帯域かつ良好なSN比をもつマスタリング用機材を多種に揃え、プリマスタリングで欲しい色どりを加えることが可能です。そのサウンドは時にはMIXには必ずしも忠実ではないかもしれませんが、そこを独りよがりではなくクライアントとよく相談し、試行錯誤することでより良いサウンドを共に作り上げていきます。
機材
モニタ
- KS-Digital C120-Coax
- SONY ZS-M5
- HEDD HEDDPhone
- audio-technica ATH-ADX5000
D/A A/Dコンバータ
- Lavry Engineering Savitr AD-24-200
- Pacific Microsonics HDCD MODEL TWO
- Mariana Blue Sound Marlin DAC
- Lynx Studio Technology Aurora(n)
- Arturia AudioFuse
ルーティング
- HellAudio Transparent Mastering Insert System (特注)
- SPL Gemini
ラインアンプ
- Whitestone Audio P331 Tube Loading Amplifier
ダイナミクス
- Elysia Alpha Compressor
- George Massenburg Labs 2030
- NTP 179-160
- Manley Laboratories Stereo Variable Mu Limiter Compressor
- Bettermaker Mastering Limiter
EQ
- George Massenburg Labs 9500
- George Massenburg Labs 8200
- Manley Laboratories Massive Passive Stereo Equalizer (Silver)
テープ
- Studer A80 VU MK IV
PC
- カスタムビルド Windows PC
- Steinberg WaveLab
- RME HDSPe AES
制作系機材・楽器
- Clavia Nord Grand
- Arturia Poly Brute
- Chandler Limited REDD.47 Pre Amp
- AKAI Professional MPC Key 61
- Fender Precision Bass 70’s
- ibanez QX 527PB
- ibanez BTB 686SC